31 December 2009

Many Thanks


Mixiやらブログやらメールで年末のご挨拶をみかけますねー。
本日35度のメルボルンは飲み倒そうぜ!雰囲気全開で師走の雰囲気に欠けますが、
年末に一年を振り返ったり、挨拶をする日本人の律儀さはイイなーと南半球で思います。

(写真は友達を呼んで手巻きをした時のWelcomDrink。関係ないけどミントの緑が余りにキレイでー)

今年はごくささやかながら自宅でお料理教室を始め、新たな出会いに恵まれた一年でした。
最初の2年は仕事や生活に慣れる事に必死で、3年の今年やっと精神的に落ち着いて、
次のステップをゆっくりと見出す事を始めるようになったと思います。

久し振りに一歩踏み出して能動的に動く事が出来た今年。
やっぱり人との繋がり巡り合いが私をあるべき所へゆるりゆるりと導いてくれているのだな感じるのです。

来年への豊富はまた年が明けたらまた改めて。

とりあえず、今日は友達のところでビールを飲みに行ってきます!なんせこの天気やし!

私をずっと知っていてくれてる皆様、今年出会えた皆様、これから出会えそうな皆様、
今年も一年、ありがとう、ありがとう、ありがとう。

笑顔溢れる新年を迎えられますこと事心より願っています。

Stockholms Kafeteria & Kok

27 December 2009

Swedish Christmas Dinner



皆さんクリスマスはいかがでした?
“クリスマスパーティー、4つはしご”とか言うオージー達を横目にこっちに親族がいない私達は限りなくお気楽なもんです。
 26日になった瞬間全てが安売りになる物質主義まっしぐらな光景に何とも言えない気分になるのは考え過ぎなんですかね?(いや、自分もちゃっかり買うんやけどね。)

さて、24日の仕事納めは上司の“3時で帰れ”大号令が出たので、会社のメンツと締めの一杯をやってから、友人宅でのChristmasDinnerへ直行。スウェーデン人の彼とロジャーがスウェーデン式でクリスマスをやろう!って意気込み、ちょっと特別なクリスマスでした。


伝統的にスウェーデンではクリスマスは25日でなく24日にお祝いします。キリストの誕生日を祝うよりも一年間田畑や家畜、健康を守ってくれたユーロトムテ(サンタ)への感謝の日だそうです。このサンタ、グレーの服を着た小さいおっさんで、ロジャーも友人も小さい頃はそのサンタがやって来るのが怖かったらしい。(何故かナマハゲを思い浮かぶのだけども…)窓際にサンタへの労いにお粥を置いておくのが慣わしだそうです。ちなみに現在主流のコカコーラから派生したふとっちょサンタ像の著者はスウェーデン系アメリカ人なり。(クリスマスのより詳しい説明はコチラ。宗教よりも自然との繋がりが強くて仏教徒の日本人には受け入れやすいかも。)

で、肝心のDinner。冷たい魚料理、暖かい魚料理、冷たい肉料理、温かい肉料理、デザートの5コースがスタンダードで通常は20種類~30種類くらい並ぶ、いわゆる“バイキング”スタイルです。この日は10種類程並びました。

*ニシンの甘酢&オニオン漬け、マヨネーズ漬け、ガーリック漬け
*アンチョビ+ゆで卵+オニオン+ランプフィッシュ
*きゅうりの甘酢&Dill漬け
*グラバラクス
*テリーヌ3種
*豚ハム+マスタードクラスト
*ミートボール
*ポテト
*オレンジ風味のマスカルポーネチーズケーキ

 あと、WelcomeDrinkでロジャーオリジナルのドリンク。
甘さといい、暖かさといい、冬のドリンクやなぁーって感じの味。分かり難いけど3層になってて、なかなか格好よかった。


*アマレット、エスプレッソ、バニラクリームのドリンク

久し振りにクリスマスらしくクリスマスをお祝いしたので、ヨーロッパからの移住組は何か望郷の念に駆られてました。うちも母親がクリスマスはフォークとナイフ出してチキングリルして3コースできっちりやってくれてたなぁと思い出してちょっと切なかったり、ほっこりしたり。

ユールトムテ、今年も一年守ってくれてありがとう。来年もよろしくねー。

26 December 2009

Dinner at Momo

いよいよ年の瀬、今年も一年お疲れ様でございました。
24日に無事仕事納めでしたが、今週はManager陣はランチだの何だのって会社におったりおらんかったり、既に休みに入ってるスタッフも多くて、あたしも漏れずに完璧油売りまくってました。
いやぁ、オーストラリアやから成せる技。ありがたやー。

そんな事公言しておきながらで申し訳ないのですが、一年の慰労を込めて会社の方にDinnerをご馳走になりました。好きなところを選んでイイとの事だったので、ほんまに遠慮無く思いっきり直球で攻めた結果、念願のMomoに連れて行って頂きました。
(写真撮ってこい!とのロジャーからのリサーチ指令もしっかり秘めて)



平日はアラカルトもあるけど、基本はシェア形式のDegustationです。


メニューの詳細は最後で。

感想は期待通り!しっかりきっちりって感じでした。今年行ったHighEnd系では一番やったかと。MiddleEasternツイストのスパイス&ハーブもかなり好みで、こっち系のスパイスとか食材をお勉強したら料理の幅広がるやろなぁーと思う。分からん食材わんさかあったし。

サーブに付いてくれたお兄ちゃんも肩肘張りすぎず適度にフレンドリーで感じ良かった。全てシェアやったので、目の前で取り分けてくれるのがこれまた楽しい。QuailとDuckに至っては1つを2つに割ってのサーブやったので、奇数人数で行った場合は端数の1切れを多くサーブしてくれるのです(せこすぎ?)。

もっとクセが強いんかと思ってたけど、かなりお上品に修正されてて、おおー!っていう驚きはなくとも、シンプルにキッチリ美味しかったです。サービスも含めてコレだけの品数で100ドルは安いと思う。(奢りやからやーん!って突っ込みは抑えて抑えて…)特別なイベントに是非どうぞ。

GrandHyattの地下に位置してるので、ホテルのトイレで優雅におめかしして、ヒールに履き替えて参上しました。気分やら雰囲気を高めるそういうプロセスも含めて、背筋ちゃんと伸ばして行ける所に行くのも大事よなーとつくづく思う。一体過去に何度ロジャーとレストラン貯金をしようと誓ったことか…
Hyattのロビーのラウンジも感じよくて、ちょっと贅沢味わうのに中々良さそうでした。誰か一緒にプチSATCごっごしに行かへーん?

*Entree
Kingfish ceviche, smoky baba ghanoush and lambs lettuce, sugar-dried olives and hazelnuts
Veiled quail covered in leaves with chorizo-pine nut stuffing and mustard whipped feta
*Main
Grilled devilled lamb loin, beetroot, shankleesh cheese and whipped parsnip
スペシャルで鴨のパイ&キャベツのサラダ(甘酢っぽかった)
*Side
Warm potato salad, smoky paprika and almond tarator dressing
MoMo chilled tomato salad, tarragon, sumac and soft goat’s cheese
*Dessert
トップから時計周りでバニラ風味のAngelHairと何かのクリーム(←忘れた)、レモンタルトっぽい風味のクリームにかなり軽めのPastryとピスタチオシュガーでカバー、チョコレートタルト
更にセカンドでソルベと果物
最後はTurkish Delight、トリュフ諸々4種類

08 December 2009

Santa Mail

日本にクリスマスカードやらプレゼントを送ろうと思って、
AustraliaPost(豪州郵政)のホームページ見てたら“サンタさんへの手紙”なるものを発見。


 “Children can be a big help to Santa by correctly addressing their letters and posting them early so Santa has plenty of time to reply”(サンタさんが余裕を持ってお返事出せるように正しい住所を書いて早めに送ってね)
北極のサンタの所に手紙を送ると返事が返ってくるらしい。
しかも50セントって安すぎやし!(日本にクリスマスカード送るより安いやん。)


そういえば小さい頃、母と少し歳の離れた姉が
サンタさんに手紙を書くとプレゼントと一緒に返事が来るという演出をしてくれてました。
返事はローマ字を筆記体にして書いてくれて、小さかったあたしは英語だと信じきっていたのです。
それを母と姉がスラスラと呼んで聞かせてくれて、
“お母さんとお姉ちゃん英語できんのかー!”って素直に思ってました。

末っ子はやっぱり可愛がられて育ったのねー。

あのサンタさんからの手紙まだどっかに残ってんのかな。
今度実家帰ったら聞いてみよー。

01 December 2009

Viva! Weekdays!!



嗚呼、4連休がおわってくー。

平日の昼間に流れてる空気って週末のと違ってほんまに気持ちイイのです。
別に何やってもイイよーって感じのゆったりな空気がたまらん。

企み事の相談もかねて、
亜麻色とアジアン黒髪のロングヘアが美しい姉さん達を呼んでお昼ご飯をしました。
(こういうの一回やってみたかったのさー。)

天気がめちゃめちゃ良かったので、バルコニーで喰らいつく。


 やっぱり重宝するのが、実家の母レシピの豚挽き肉と野菜と春雨の春巻き
人が集まると必ず出てくるウチの定番、揚げたてを酢醤油でがぶり。
次の日のお弁当にも便利なもんで、今回は生姜をしっかりめに効かせました。

クスクスはRyocoさん手持ちの一品。カレー風味で食べやすかった(←明日のお弁当に当確)。
昨日ぺディをしてもらいに行ったときに声かけた急な誘いだったのにありがたやー。

食べ過ぎた胃袋と共に、夕方からはクリスマスカードをせっせと書く。
やっぱり季節のご挨拶って、普段会えない相手の事を思ったり、
自分の一年やら来年の目標を考えたり出来て、何かとっても気持ちがイイ。

昔からの慣わしって、ちゃんと意義があるからここまで紡いでこられたんやなぁって思うのです。

さぁ、あと3週間ワシワシこなして行こうじゃないかー。

Time flies



ちょっと気を抜くとすぐに放置プレイしてしまうのですよ、ブログ。
気付けば1ヶ月、お久し振りでございます、皆様。

色々書きたいことやら思うことはあるけど、
こんなしょっぼいブログでも結構言葉を選んだり、書き直しをかけるので
アップには思いのほか体力やら、精神的な余裕がないと出来なかったりします。
でも本来は気軽にパッとアップするライブ要素がブログの醍醐味なんだろなー。

マイペース(ってか面倒くさがり)の極みですがのんびり末永くお付き合い頂きたく。

ちょっと仕事が一段落したもんで、この月火とチャージのお休みをもらって4連休中です。

友達のところで夕飯食べるのに遊びに行ったら、丁度クリスマスのデコレーション中で
猫まっしぐらな勢いでツリーの飾り付けをお手伝い。やっぱり何歳になっても楽しいなークリスマスは。
何だか笑顔になってしまうこの時期のドキドキ感はたまらないよー。

昨日は久々に目覚ましかけずのんびり起きて、予定ゼロでもろてんさんで紹介してたMagnoliaMarketへフラリ。会場になってたMalvernのTownHallの内装がめちゃめちゃ可愛くて、ソフィアコッポラのマリーアントワネット調なポップでメルヘンな感じが満点で、走り回ってるKids達も愛くるしくて、天井見上げてちょっと立ち尽くしてしまった。嗚呼、写真に納めたかった。自分のクリスマスプレゼントにやっぱカメラ買っちゃうかなー。

帰り道、土物のカップとソーサを見つけて6客を衝動買い。


“AfternoonTeaPartyなんて、ウチやらへんやん”とロジャーに突っ込まれる。“形もいまひとつやで”との事。やっぱりキッチン周りは厳しいよねー。嫁は、いつか優雅なお茶会が出来ると夢見ておるのですよ。

時間が無かったり、忙しい理由を仕事にするのは、イケてへんよなぁーと常々思うけど、
全力投球してまう性質なもんで、ヒラリとかわせるスマートさが欲しい。
今週半分くらい引篭もってイライラ仕事してたら“We are here for helping you”って同僚に言われて、
あぁぁ、もうちょっと回りを見れる大人にならなければ、誰かのせいにしてはいけないー、と思いました。

何て支離滅裂な内容なんだー。

最近やりたい事がいっぱい。さぁ、どれだけ自分の中に落とし込んで実行出来るか。
グルグルジタバタしながらも、元気に師走も駆け抜けていきます!

30 November 2009

Stockholms Kök 2009/10/26, 2009/11/16 Entree Series

お客様をお招きする事が多いので、
お洒落なおもてなし料理をとのリクエストでお越し頂いてる方のレッスンを2回まとめて。

1回目は魚介類で、2回目はお肉で行いました。

-マグロのマスタード炙りとコールラビのコースロー
-トラウトのパンフライ(サイドと盛り付け違い数パターン)
-イカのパンフライとサイドにアスパラガス
 

-牛肉のタルタル(サイドと盛り付け違いで数パターン)
-ラムのパンフライとサイドに梨&パルメザンチーズ
-アイフィレットのパンフライ

この方のレッスンのメニューは何故かいつも直前まで決められず、“明日どうしよー”右往左往。
で、レッスン当日に必ずお告げが降りてきて、
一気にメニューが決まって最終的にかなり自己満足している模様。
かなり脳みその活性化になるみたいで、
先生と言うより完璧、生徒さんと同じ目線で楽しんでしまっている様な気が……
生徒さーーーん、こんな感じで大丈夫ですかねぇ?

ってか、ロジャーよ、頼むからマクロ機能に気付いてくれー。ピンボケがひどすぎるのよー。

29 November 2009

Stockholms Kök 2009/11/9 Paella & Soup

ブログの更新を怠けてる間にもお料理教室は密かに続いているのです(苦笑)。

前回お越し頂いたお二方の2回目、パエリヤとスープとのリクエストでした。

パエリヤと見た目の華やかさもあって、リクエストを良く受けるような気がします。
この日は天気が良くて外のBBQで調理したものの、暑すぎたくらいだったのではないかと思います。


スープは茶碗蒸しを作った時に急に閃いたらしく、カリフラワーとパセリのレイヤースープ。視覚的な遊びが楽しいスープです。









生徒さんのお一人から日本のお土産で柚子胡椒を頂き、
ロジャーなら柚子胡椒をどう使うかという粋な宿題付きでした。
(ありがとうございます!大変美味しく頂いています。)
本人相当嬉しかったらしく、ウチに来る友達に自慢してます。

その日の 夕食でイカにすり込んでBBQで少し焦げるくらいグリル!
と言う申し訳ないくらいめちゃめちゃシンプルなものだったんですが大丈夫でしょうか……

柚子胡椒はかつてお義母様が手作りされていたそうですが、
買うならココのを買いなさいとの勧めがあったそうで、ずっとこの銘柄一筋だそうです。
この柚子胡椒、香りが良くて、辛い割にはあたりが強すぎずおいしいのなんのって!

機会あればお試しくださーい。
光恵おばあちゃんの柚子こしょう

原材料:柚子、唐辛子、塩 だけっていうラベルを読んで、
ライムでも作ろうとおもったら作れるのかなーと思ってみたり。
ライムの木が自宅にある方ー、冒険してみません?

26 October 2009

Keep It Simple


いつもに比べると格段に美味しく無さそうな画、地味な画。
なぜなら、あたしが作ったから。なぜなら、ロジャーが作らなかったからです。

家にプロがいると毎日めくるめくご馳走だったり、逆に作るの困るでしょー、
とか思われがちなのですが、はっきり言ってかなり粗食です…笑
平日は仕事から帰宅してから自分一人の為に(ロジャーは仕事なので)
キッチリご飯作る気力もなく、頑張って2品、大抵1品で力尽きるのが関の山。
やっぱり食べてくれる人がいるからこその料理なわけで。

作った物に対しての評価は
不可 → まずいと言って食べない
可 → 黙って完食
良 → 眉毛が上がって、悪くないねと言って完食
優 → 来週、これ作りにレストランに来てと言う
ってな感じで、気持ちイイくらいにバッサリ言ってくれます。。涙

和食は基本とか王道をやっぱり小さい頃からの胃袋の刷り込み教育で知ってるから、
正面から攻めていけるけど、洋食になると半信半疑で色々試してみたり、手を加えすぎて撃沈。
あと日本の家庭の洋食と(ってか、うちの実家の味と?)、
ロジャーの言う洋食の味が違ってたりする事もある。味の印象が弱いとか言われる事多し。

“なんで、シンプルにしとかへんの?”と言われるが、
分からんからこそシンプルで終わらせる事のできる、確証とか潔さがないのよー!といつも思う。

で、その確証を獲るべく珍しくロジャーの料理の本を頼って作ったら、
当たり前やけどシンプルで美味しいパスタができた。初めてロジャーからパスタで優をもらった。
それが最初の地味な写真。

プロシュートとグリーンピースと黒トリュフ(塩漬け)のパスタ。それにほうれん草を足しました。
本はGiorgio Locatelli。クラッシックなイタリアンを作る人で、レシピは驚くほどシンプル。
YouTubeで調べると沢山動画がありますよー。

フラっと“おくりびと”を見てきたんですが、
シンプルな事って簡単な様で難しい、でも伝わる力は強いよなーと思った。

生きるためには死んだ物を口にするし、その死は誰にでもやって来るし。

シンプル料理とか映画が単純に美味しかったり良かったり、生死の循環とか、
バラバラな事柄が“Keep It Simple”で驚くほどキレイに繋がった週末でした。

長いなー、この投稿。 

19 October 2009

Food Lab


ロジャーが風邪をひいた、たぶん。
うつりませんように。ナムナム。。

お客様が来るのに合わせてブラウニー焼こうとウロウロしてたら、
仕事から帰ってきたシェフによって一気に手直しが入りました。
(一生絶対旦那には敵わないこの無常ぉ涙)
チョコレート増やしたり、砂糖減らしたり、グランマニエ入れたり、なんやらかんや。
なんでお菓子まで目分量で作れるのかねー。

オーブンをかなり高めに温めておいて、途中からはオーブンを切ってしまうのが彼流。
でも全部経験と体が覚えている為、絶対にあたし一人では再現できないな。

そのまま右脳スイッチオンだったらしく、
ホワイトチョコレートとこの前実家からやって来たお抹茶使ってムース作ったり、
クリスマス仕様のプレーティング試してみたりで、この写真。

ムースはバニラが強すぎてお抹茶の味があんまり引き立たず。
盛り付けも何かあと一歩が足りず。
でも控えめな渋い緑色はかなりキレイで、多分今年のクリスマスに使う!って言ってよ、母さん。

クリスマスだってさー。
今年もカレンダーがあと2枚とちょっと。早ぉございますなぁ。

14 October 2009

お母さんの小包

実家から小包が届きました。


頼んでた化粧品やらなんやらと一緒にお母さんらしい品々がいっぱい。
箸置、豆皿、ランチマット、コースター、風呂敷、お麩、などなど。
小包の半分は優しさで詰まってます。(@バファリン)

そんな中一番、じんわーり染みたのがお抹茶。
“お作法気にしないでいいから、お友達来た時にお抹茶だしたら素敵よ。”
との、助言と共に茶碗、棗、茶せん、茶杓、ふくさ、懐紙、もろもろ一通りも。

ロジャーと一緒に見よう見まねで一服立てて、
四国に住んですお兄ちゃんの彼女がお土産で持ってきてくれた
何とも可愛らしい和三盆糖あられと一緒に頂く。

いやぁ、なんやろねぇ、この控えめな甘みと優しい抹茶の苦味はよー。
胃袋が“あんた、日本人だねぇぇぇぇーーーー”って大合唱してたよ。

海の向こうにいるからこそ身に染みる日本文化良さ。
ちゃんとお茶のお稽古に行こうかなぁ。

お母さん、お姉ちゃんありがとー。
幸せの小包ちゃんと届いたよー。

09 October 2009

最近の色々



夏時間が始まって、チャリ通勤にはやさしい日照時間になって来ました。でも、次の敵は強風。
(日本の皆様、現在時差2時間であります。)
そして、スーパーに行ったらばクリスマスグッズが既に陳列されて、軽く立ち尽くす。

ハッ!!!と気付けば年末、、早すぎて怖いっすよ。

そんなハッっっっ!としている間にあった最近の小さな小さな出来事達をおさらい。

◎思い立ちとフットワークのランチ
天気がイイ日が続いて、会社に閉じこもりきりでいい加減イィィィィィィー!ってなってきたので
とにかくメルボルンから出たくて、思い立ち2時間車走らせてDaylesfordへランチに。
ずっと行きたかったLakeHouseでガッツリ3コースの贅沢ランチ。
 肩肘張らなくていい雰囲気の割りに
メルボルンのそこら辺のレストランなんかより、ずっとサービスも良くて
デザートのSelectionPlateを除いて前菜メインはかなり当たりやったと思う。
いつか両親が来たら連れて行きたいリスト入りであります。



ご機嫌さんで昼間からワイン飲んで、おいしいもん食べて至福の時。
思い立ちに付き合って車出してくれた名古屋嬢ありがとさーん。
予定なしで瞬発力良く動ける人間関係好き過ぎる。

Lake House
4 Kings St Daylesford Vic 3460
(03)5348 3329 予約されたし!


◎せるふさてぃしふぁくしょん
日本で昔から髪の毛切ってもらってる人の、
“コアラ野郎にパーマなんて頼んだらパンチパーマになってまうからなー!”
 って言う謎の捨て台詞が脳裏に強力張り付いてたけど、
帰国の予定が無い今、もう我慢できんくて初めてこっちパーマをあてた。
思った以上にしっくり落ち着いて気に入っております。やっぱりまとめやすいよ、パーマ。
うちのニュージー上司曰く、過去の数多い日本出張の経験から統計的に(謎)
“髪の毛巻いてるのは東京ガールでストレートは神戸ガール”らしい。
いやぁー神戸ガール達も相当巻いてらっしゃると思うのだがなー。
まぁ髪型の変化に気付いてくれただけで感謝と言うことで。

そして、自宅でネイルサロンをされているRYOCOさんのところで2年ぶりのネイル!
春らしい変形フレンチにしてもらいました。
ロジャー氏からは“だって爪やろ?”と男子まっしぐらな直球なご意見を承ったけど、
PCで仕事する自分の手を見てそれでモチーベーション上がるなら本望です。
ネイルは完璧なる女の自己満足なのよ。


◎だり、ダリ、DALI
州立美術館で半年間やってたダリ展。
“半年”という微妙な余裕に甘えて行っておらず、最終日の前日からオールナイトで美術館を開けるという粋なイベントがあって(こういう事企画できる人になりてぇ)、 真夜中の美術館なんて楽しすぎると思って行ってきた。

たまぴーさんと落ち合って一杯引っかけ12時過ぎに“遅くなったちゃったわー”とか言いながら歩いていったら、アートセンター前からすんごい行列。列にいるお兄ちゃん達に声かけたら45分待ちとか50分待ちとか言うから、寒空の下大人しく並ぶオージー達を横目に日本人の私達はかなりあっさり撃沈。3時50分くらいとかに行ったら、変なテンションの人とか見れてDaliさ加減3倍増しくらいで面白かったのかなー。

半年なんてあっちゅう間、何事も計画的にってことかー。(でも、これ一番苦手なんやけどもー)

22 September 2009

Stockholms Kök 2009/9/20 Fish Course

帰宅すると、ロジャーの機嫌がすこぶる良い。良すぎるくらいに良い。

こういう時は大抵トレーニングの調子が良かったか、美味しい料理が作ったか、
の二者択一なのですが、本日は後者だったようで。

オーストラリア(西洋)らしい食材や調理方法でおもてなし料理を学びたいという
女性お2人のクラスが新たに今日からスタートして、
思いっきり右脳を使った料理が出来たらしく本人がかなりご満悦だったらしい。(←幸せなヤツ)

メニューは何度か紹介した事のあるお馴染みGravLax。
(ガラスのお皿をひっくり返して、Display Plateの代用)




はまぐりのワイン蒸しとカレイのグリルをシトラス系フルーツと添えたメイン。 
(大皿、小皿、盛り付け方を数パターン)


            ロジャー氏にもうちょっと美味しそうに写真とってくれへんかなー。。。


平日の日中は私がいないので英語の事をお2人とも心配されていましたが、
案の定、料理が始まってみると問題なく、いっぱい笑ってちゃんと美味しいクラスだったそうです。

私の母親は英語は全くアカンのですが、ロジャーと一緒にキッチンに立つと2人で何だかんだと
楽しそうに料理して、料理本を眺めて話しているのです。
そう、食は万里を越える!(王将@)

夜、帰宅してから改めてお電話を差し上げると有難い有難いお言葉と嬉しい感想をたくさん頂き、

“美味しい物を食べて、たくさん笑ってもらう” 

シンプルだけど、これが一番大切 だなぁーと改めて思いました。
きっと私達がイイ状態でないと、これを生み出す事もできなし、
きっとこういうシンプルさとか、楽しさみたいなのが食べ物が原点のような気がするので。

ゆっくりやけど、ながぁーく続けられるお料理教室にしたいものです。

17 September 2009

要はバランスよね +Stockholms Kök 2009/09/14 Christmas Course

相当長いので悪しからず。(お料理教室の内容は下の方です。)

この前、South Melbourne Marketに買い物に行ったら、
あっちこっちに日本人の女の子達がいて、
日本人率の異常な高さ謎めきながら、卵屋さんに行くと
20人くらいの団体様でどんどん、どんどん女子大生達が集まってくる。

自分も間違いなく生粋日本人、コテコテ関西人のハズやのに
日本女子の集団を久し振りに目撃して何故かかなり動揺。。
(夏休みの短期ホームステイっぽかった。)

卵屋さんのおばちゃんが集まる日本女子を見て
“観光かしらねー。それにしても、人っ子一人漏れずにみんなキッチリお洒落してるわねぇ”と感心。
まさかスッピン、ぼざぼざの髪の毛、めがねにクロックスの自分が、
あの方々と同国出身だとは言えず、とりあえず適当に話しを合わせてそそくさと退散。

しかし、日本人のファッションとか身なりに対する意識ってほんまにスゴイくて、
底辺が断然高いよなーといつも思うのです。(雑誌とか辞書並みの重さやし。立ち読みしんどいから。)
自分の中でも洋服の買い物は日本で!みたいな感覚が刷り込み的にあって、
結局一年に一回日本で帰れればエエ方やから全くラインナップも増えず、どんどん怠け者に。
そら久し振りに、きっちりメンテナンスされた日本人20人も一気に見たらビビるからさぁ。

でも、先月こっちに遊びに来てた親友が意外な事に
“オーストラリア、デザイナー物とかセレクトショップ系めっちゃエエよ!”
と力説して帰って行きました。

確かに底辺は断然低いんやけど、めっちゃお洒落な人とかカッコイイ人とか奇抜な人とか
ポーーーーーーーーーーーンって上に飛びだしてる人はこっちの方が多いかも。
色合いとか形も日本では絶対ないよなーって言うのも多いし。
“こっちの日本人の人達にメルボルンの洋服と靴もかなりイケとるからって伝えといて!”
と彼女に言われました。思い込みはあきませんよ、みなさん。

会社で回し読みされてるAneCanが回ってきまして、
さっき読んだんやけど20分でしんどくなってギブりました。
昔から流行物に興味ない傾向やったから、CanCan系には手は出んかったんやけど、
何て言い表したらイイのか分からないこの違和感。。

ベルトの位置から、ロングカーディガンの襟口の開け方がセンチ単位で説明してある。
こうでなければならない、人生、勝って勝って勝ちまくれみたいなメッセージ、
完璧なる正を求めすぎるが故に生まれるマイナスのパワーみたいなのが満載の様な気がしてさー。
あたしの解釈の仕方にもよるし、それがエエ訳でも悪い訳でもないねんけど、
あまりにも潔癖すぎる内容が盲目過ぎてちょっとコワイというか。
ファッション誌やからそういうモノなんかもしれんが、考えすぎてちょっと変なスパイラルに陥るのです。
この前VERY読んだ時も全く同じ思考になったんよなー。

こんな事に疑問沸いてたら、
やっぱりあたしは日本社会に戻る事はもう無理なんだろうかーと漠然と思ったりします。

あっ、かなり病んでる風ですが通常運行の思考回路なのでご心配なくー。

こちら↓今週のYukieさんとのお料理教室です。
クリスマスメニューをご希望でしたので、Stuffed Chicken と ChocolateCake。
七面鳥をは軽く3時間以上かかっちゃうから、チキンで作ったそうです。
ちなみに出来上がりの図は残り物を使ってうちで作ったバージョン。

デザートはSticky Date Puddingをご希望だったそうですが、
“手間と材料がかかる割りに味も見た目もしれてるから手作りする価値ないかも”
とロジャー氏バッサリだった様で(Yukieさん、ごめんなさい!)、ChocolateTartに。
でもクリスマス仕様でStickyDatePuddingの中に入ってるナッツやらチェリーをマスカルポーネと混ぜて
横に添えたらしいです。それと、チョコレートムース。
可愛いやん、ロジャー!ムースもピカピカやね。
Yukieさんも気に入ってくれたかなー。

13 September 2009

SPRING !!

ってか、夏っ!って言いたくなった今週の土曜。
暖かくなるっていう天気予報を見てたので珍しく朝から動いて、
9時半からのヨガのクラスにいって、そのまま脱力且つスッピン姿で買い物行って、
カフェで一服して、新聞読んで、Getrude Street沿いをプラプラ。
完璧に日曜の朝、モーニング食べてスポーツ新聞読むおっさんの行動なんやけども、
何も考えとん好きな音楽聞いて気の向くまま一人であっちこっちフラフラ、プラプラって
一週間使い切った脳みその浄化に最適なのです。(土曜日の早い時間帯ってのが重要。)

カフェの外の席がいっぱいになってたり、微妙に浮き足立ってる街の雰囲気もこれまた気持ち良かった。
夜、窓を開けてると真夏と違って湿度もあって、日本の初夏の匂いがして何か切なくなったりしてました。
まぁ、今日(日曜)はちゃんといつもの気候に戻ったけどもね。

で、買い物ついでにSouthMelbourneのKuraで、また無駄に器を購入。

こっちに来てからずっと頭のどこかで“いつかは日本に帰るかもしれへんし…”
みたいな無駄な願望と言う名の妄想を抱いてて、
何故か“こっちに住み着いてる”感のある家具とか食器みたなものに手がでなかった。
今年に入ってから、何か急にそういう感覚が和らいで更にKuraの存在を発見してから
食器をちょこちょこ揃える様になって、
最近まともに平日料理出来ないのに、やたら買いたくなってしまう。

お小皿が欲しくて探してたら蕪さんが可愛くて一枚手にとったら
その下にお茄子、えんどう豆と続いて出てきて、5枚買うつもりで上から順番に取ったら、
きゅうりだけが最後の一枚に残って、置き去りにできず6枚まとめてお買い上げ。

そしたらオージーのお母さんが横で“こんな小さいお皿どうやって使うのかしらー”って
娘さんと首を傾げてたから
“取り皿なんですよー”ってお料理のスタイルとかを話したら、凄い喜んでくれて
ついでにディップボールを探してるらしく片口と小さいすり鉢を薦めたらそれも気に入ってくれて
ショップのお姉ちゃんじゃないのに、何故か勝手に接客。
でも、日本文化をちょっと紹介出来た気がして清々しかったのである。

どうもこっちの白いお皿って味気とか表情が無い気がして寂しくて、
実家に帰る度に手持ち出来る分だけ連れて帰ってきてるんやけど、
一回、京都の焼き物市とかに行って思いっきり郵送したい! やっぱり、割れちゃうのかねぇ。誰か送ったことある人いはります?
とりあえず、今あるお皿を活用できるだけの料理頻度を上げなければ。

こちら、ロジャーがおやつに作ってくれてたIrish Coffee Roger's Style。

おやつって言いながらウイスキー入りなのです、イヒ。

06 September 2009

Stockholms Kök 2009/8/30 Sweedish Course

お料理教室についてのアップが最近全くなかったのですが、地道にやっておりますよ。
平日のお昼のクラスが多くて、外野のあたしが参加する機会がすっかり減って、
写真も無くしばらく止まっておりました。

出張お料理教室をさせて頂いているYukieさんのサイトで、ここ2回のクラスをご紹介頂いています。
■ 2009/08/10 Thai Master Course
■ 2009/08/24 Paella

(Yukieさん、ありがとうございます!)


先週の日曜日にスウェーデン料理を習いたいとおっしゃる方のクラスがありました。

メニューはお馴染みサーモンを塩、砂糖、Dillで漬け込んだGravLax。
お塩と砂糖を混ぜてしまうの抵抗がありますが、これがまたいい塩梅なのですよ。シェフお得意のマスタードドレッシングとDillの茎と一緒に茹でたポテトなどなどをKnackebrodというクラッカー(シェフはBreadやからって言うのですが)に乗せてかぶりつくのです。

もう一品、お肉を漬け込む予定だったのですが、新しいお肉が手に入らず、
急遽パンフライのオーシャントラウトと蒸し春野菜になりました。
魚の皮側がカリッカリになるまで焼いて、反対側は余熱のみで調理するので中が半生状態。
たぶん、オージーは無理やろなぁと思いながら日本人の私達には万々歳の一品でありました。

さて、新しく来ていただいたTamapさん、
いつもすんごいセンスのイイ写真とテンポが良すぎる
文面でブログをされています。

私が1年くらい前にレストランのレビューをきっかけにブログを知って以来、もうストーカーちゃうかって言うくらい読みあさって、一方的にずっと拝見していたので、うちにいらした時は、軽く有名人がうちに来ちゃったよ!的勢いだったのです。


とにかく、そんな感じで簡単に繋がってしまうメルボルンの日本人社会。
面倒な事もあるんかもしれんけど、人との縁が一番大事だと思うあたしには、面白いもんなのです。


ちなみに、今回のブログの写真も撮ってもらったのですが、
やっぱり全然コンパクトカメラと違うよね…涙 (感謝です、tamapさん!)
写真挑戦したみたいような、でもそんなセンスあたしにあるのか、おい。