30 March 2009

Stockholms Kök 2009/3/28 Student Home Cooking

“うちにお客さんを招待したいんだけど、助けてもらえない?”

とのリクエストを受け急遽、Harry宅へ週末お手伝いに行ってきました。
独り身で台所用品が少ないとの事だったので、
簡単な下見の後、うちからお鍋やらボールやら一式をダンボールに持ち込んでの参戦でした。
市内を一望できる理想のアパート、そしてこの理想の台所。
こういう台所こそ料理教室よねぇとか、こういうお家こそ招待しがいあるよねぇ、と
とにかくめくるめく妄想に少々クラクラするわたくし。

今晩はあくまでも、Harry→料理長、Roger→お手伝いなのです。何せHarry主催ですから。
真剣な眼差しの料理長、そしてちょっと嬉しそうなキッチンハンド。


















本日の4dish コースのメニューは…前菜にCapresse、写真撮るの忘れました。
1stメインにボロネーゼ、2ndにカルボナーラをお出ししました。



















誰かを招待してお料理を出すとかって、あまり日本では馴染みがなかったり、
やたらかしこまってしまいがちですが、意外に気軽にできるもんなのだなとこちらに来て知りました。

ゲストが来たときに全てが準備されている必要はないし、
飲み物さえあれば、料理の過程を見るのも手伝うのも、冷蔵庫に張ってある写真をみるのも、
うだうだ最近の話をするのも、雰囲気を作る重要なプロセスなんだな、と。
ゆったり構えている、お誘いを受け慣れたオージー達を見るといつもそう思うのです。
日本にもこういう思考が広がればいいのに。

最後はApple CrumbleにFritzのアイスクリームを添えてデザートとしました。
少し強めのエスプレッソコーヒーをたててカフェラテもお口直しに。















ゲストのお一人から
“普段はデザートまで行かないんだけど、Crumbleのカリカリととろける感じがたまらない!”
と、嬉しい一言を頂きました。

これを聞くとやっぱり、また次もやろうねっ!となってしまうのです。
出張教室、、、なかなか興味深うございましたよ。

Chiky

09 March 2009

Stockholms Kök 2009/3/9 Fresh Pasta

料理教室も5回目となりまして、パスタソースも4種類学んだのでいよいよコレをする事になりました。
そう、コレ!ついにパスタを一から手作りしますよ。パスタマシーンのこの取っ手をクルクル回して作るのですよ。
小麦粉の山にくぼみを作って卵を割って、お塩を入れて、思い切って手で混ぜていきます。
泥んこ粘土遊びの延長みたいな感じなので、童心に戻ってしっかり手を汚して愛情を込めるのです。


















一つにまとまったらしばらく休ませていよいよお楽しみの成形。
(今日は時間がないので3分クッキングっぽく前もって作っておいた生地を使いました。)

Oh!さん、完璧童心に戻ってます。満点の笑顔で、“できたっ!”の一声も素敵でした。

















続いてHarry。慎重に慎重に、そっとそっと。出てきましたよー、滑らかなTaglatelleが出てきましたよー。

















そして、出来たのがコチラ!
ツヤのある卵の黄色が美しい。何故か可愛い、育つ過程を見たからか愛おしいのよ。
今日は生パスタを作るのと味わうのが目的だったので、ロジャーがパスタを生かした極力シンプルな味付けで数種類ソースを作ってはキッチンで食べる、立ち食いスタイルでした。
行儀悪いけど、出来たそばから食べるこのスタイルが一番おいしいのよね。

















食べるのに必死で写真とるの忘れてました。。
確か一皿目はオリーブとトリュフオイルとパルメザンチーズだけ、二皿目はガーリックとなすとトリュフオイルとパルメザン、三皿目は唐辛子、トマトと、パルメザンのスライスだったはず。

男性陣、おいしゅうございました。

Chiky

Hand Mixer and Mum

この前、相方のロジャー氏と喧嘩をした時に怒りの勢いでハンドミキサーを衝動買いしました。

うちの実家にあるナショナルのハンドミキサーはあたしが物心つく頃からずっと現役なので25年選手のはず。超甘党の父親にお菓子を買ってはいられないので、母が手作りする為に購入したとかどうとか。
接触が悪くて、途中で動いたり動かなくなったりするけど結局ずっと使い続けている、うちの母。

料理好きの彼女は冷蔵庫が野菜で一杯になると幸せ感じたり、ゼリーやらシャーベットを作ってはお友達に渡したり、子供の頃はあたしの友達が遊びにくるとボロネーゼやカレーをおやつに出してしまっていたような人。

喧嘩の勢いでハンドミキサーかったり、市場で野菜やら果物買い占めてスッキリする自分は、あー多分に彼女の血を引いているのだなぁと妙に関心してしまい、ロジャーと言い争ったのは一体何だったのやら。

胃袋の刷り込み記憶とは凄いもので、母がそうである様に、たぶんあたしの食への執着心は一生どこまでも萎えないのだろうな。
ってことで、ハンドミキサー買ったから数年ぶりにお菓子作りを再開。
ロジャーが仕事先で山ほどいちじくを貰って来たのでジャムを作って、ロールケーキ作りました。
メープルシロップ風味のクリームと2段で。うちのオーブンのクセが全く分からずスポンジ焼きすぎた。


嗚呼、食は万里をこえるよな。卵一日何千個やったかいな?

02 March 2009

Stockholms Kök 2009/3/2

さぁ、4回目となりました料理教室。

本日はイタリア人街のLygon Streetで買ってきた生パスタを生かした一品。

調理を二回に分けて、最初から最後まで全工程がっつり一人ずつでやっていただきますよ。










って事で材料を全て刻んだら、まずOh!さんから。
苦笑いしながらも、首を傾げながらも、真剣に黒コショウをガリガリ、ガリガリ、、

















次はHarryさん。
満面の笑みで初めてのフライパン返し!
徐々にぎこちなさも抜けて、最後はスナップ効かせてパスタたちが踊ってました。

って事で、今週はロジャーのオリジナルでリコッタチーズとバジルのトマトソースパスタ。
手前がOh!作、奥がHarry作。
見た目も素材も全く同じなんだけども、何故かOh!さんの方はトマトの香りがしっかりしており、Harryさんの方は素材の味が均一に出てあっさりしてました。
やっぱり、料理ってその時の気分とか性格とかが味に絶対出るのよね。

シンプルさ満点なパスタだったけど、個人的には今までで一番美味しいかったです!今週もご馳走様でございました。

とりあえず、4種類のソースを作ったので次回はいよいよパス
タから手作りなのです!

Chiky